いちばんやさしいWebマーケティング(9) - 今さら聞けないメルマガ集客の基本

メルマガをECサイトの集客に活用すると聞いて「どうせ読まれないから」と諦めている方も多いのではないでしょうか?しかし、大手から中小まで、売れているECサイトは必ず徹底してメルマガを配信し、成果につなげています。そこで今回は、メルマガがどのようにECサイトの売り上げに役立つのかという概略について説明していきます。

メルマガとは何か

メルマガはスパムではなく、顧客フォローの精神で運用しましょう

「メルマガ」というと、スパムメールのような印象を持ってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、そもそもメルマガとは一体何なのでしょうか。ここではメルマガのルーツを知ることで、メルマガについての本質的な理解を深めていきましょう。

「連絡先を知っている既存のお客さんに対して連絡をする」という行為は、インターネットが登場する以前からよく行われている「顧客フォロー」手段の1つです。その代表的な手法としては、手紙やハガキ、電話など、他にも様々な形の顧客フォローが存在します。実は、メールマガジンもそれらと全く同じ。つまり、メールマガジンの本質的な役割とは、一番売り上げに直結しやすい既存顧客に対してフォローを簡単かつ永続的に行っていくための手段ということですね。

しかし、最近のメルマガは「これを買ってください」というセールス情報ばかりが記載されており、その内容の薄さから顧客に敬遠されてしまいがちであることはたしかです。しかし、メルマガの本質である「顧客フォロー」という目的に沿った優良メルマガは、今でも効率的かつ効果的な方法として様々なECサイトで活用されています。

メルマガが売上につながるまでの流れ

効果絶大なメルマガの作り方

メールマガジンが売り上げにつながるまでの流れは至って単純です。お客さんの興味を引きそうな記事と、記事に関連する商品詳細をメール内に記載し、メルマガ配信システムから送信。お客さんはメール内にあるリンクからECサイトに訪問し、商品を購入するという流れになります。

このように売り上げが発生する経路だけを見れば、簡単な印象を受けますが、しっかりと永続的な集客の柱としてメルマガを運用するためには、メール到達率、開封率、リンク先への流入率、商品の購買率という様々なポイントをチェックしながら運用していく必要があります。具体的には次のような修正をPDCAサイクルとして回していく作業がメルマガを成功させるコツとされています。

メール到達率→メルマガ配信システムや送信サーバーの精度
メール開封率→メルマガタイトルの精度
リンク先への転換率→メルマガ本文の精度
商品の購買率→通販サイトでの商品紹介文やデザインの精度

メルマガは「読まれなくて当たり前」という性質のアプローチ手法ですから、内容の薄いメールを配信しても、集客にはつながりません。そのためメルマガで絶大な効果を上げるには、コンテンツ制作、マーケティングといったビジネス的観点から、しっかりと戦略的に配信していく必要があります。

まずはメールアドレスリストを集めよう

具体的なメールアドレスの集め方

メルマガを取得する経路としても最も多いのが「商品購入時」です。お客さんは商品購入時に、連絡先としてメールアドレスを入力するため、その際に「メルマガの配信許可」をとることで、運営者はメルマガ配信が可能な状態になります。

この時に必ず必要になるのが「メルマガを購読する」というチェックを外されないために何をするかという対策を講じるということ。お客さんはメルマガの配信可否を問われる際、「何の連絡がくるのか」「いつ連絡がくるのか」といったメルマガの内容を把握していません。そのため、この配信可否を問うページでは、メルマガの詳細情報を記載しない限り配信不可を選択する人が必然的に多くなります。

商品購入時は、メールアドレスを取得する最大のチャンスです。この機会を有効活用するためには、情報登録画面に「メルマガの頻度と内容を明記し、お客さんにどのようなメリットがあるのか」という説明文を必ず記載するようにしましょう。

このような小さな試みが、あとから大きな効果を生み出しますので、これからメルマガ集客を開始しようとしている方は、まずここの部分の修正から始めてみてください。

リストがすでにある場合は、1通配信してみましょう

100人の中の1人を狙い撃つ。それがメルマガの考え方です。

メルマガ運用のコツは「全員にレスポンスを求めない」という心持ちが非常に大切です。メルマガはあくまでメールベースでのコミュニケーションですから、商品に対しての興味有無にかかわらず、メールをチェックしていないお客さんも存在しますし、読んでもタイミングが合わずスルーする人も多数います。逆に、数日後にメールの整理中になんとなく読み、そのまま購入という行動パターンもあります。

このようにメールだけのコミュニケーションでは、お客さんのレスポンスを強力に煽ることはできませんし、行動を完璧に予測することもできません。しかし、販売ストーリーから外れた偶発的なレスポンスを期待できるのがメルマガの面白いところでもあります。

そのため成約率1%程度を成功の目安と考え、メルマガの内容も「99人には無視されるけど、1人には刺さる」というターゲットを絞り込んだ観点から作成してみると準備しやすいですね。

もしすでに顧客リストを持っていて、メルマガが配信可能な状態にあるという方は、流れを理解するために1通お試しで配信してみてはいかがでしょうか?意外とレスポンスがあるかもしれません。

いちばんやさしいWebマーケティング(8) - SNSをバランス良く運用する設計図の作り方

今回は、ECサイトへの集客ツールとしてSNSを取り入れたマーケティングを行っていこうと考えているEC担当者の方に向けて、「SNSを複合活用した設計図」の作り方について説明していきます。SNSを活用したマーケティングは、SNS単体ではなくWeb戦略の全体において各SNSが「何の役割を担うか」ということを明確にした上で、バランスよく配置していく必要があります。漠然とした状態でSNS運用を開始する前に、まずは自社の情報を網羅した設計図作りから取り組んでみましょう。

なぜ、設計図が必要なのか

ECサイトとSNSを組み合わせて勝ちパターンを作る

SNSには年齢層や属性、コミュニケーション方法など、様々な特徴がありますから、複数のSNSを組み合わせながらECサイトへのアクセスを増やしていく方法は非常に効果的です。具体例をあげるならば、Twitter経由で自社を知ってもらった購入見込みの薄いお客さんをブログに誘導し教育。その後ECサイトへの誘導を促すという方法があります。逆に、Facebookで「いいね!」してくれているコアなファンに向けては、Twitterにも誘導し、リアルタイムのセール情報を告知するなど、コンテンツが異なる他方向アプローチによって、購買機会を増加させることもできます。

またお客さんには、Twitterしか使っていないユーザー、Facebookしか使っていないユーザーなど、使用するSNSにも偏りがありますから、各SNSを組み合わせて宣伝・運用することで、自社情報の伝達ロスを防ぎ、SNSを活用したマーケティング効果を最大化することができます。

ECサイト集客を目的としたSNS設計図の作り方と準備

ホワイトボード・ポストイット・ペンだけで作る、SNS戦略設計図

Web戦略の全体像からSNSの配置や運用ルールを決める設計図作りは、サッカーのフォーメーションに似ています。つまり設計図作りとは、大きく分けて攻撃・バランス・守備といった3区分に、該当するSNSやWebコンテンツを当て込んでいくというような作業ですね。さらにそこから各SNSの役割を明確にし、他のWebコンテンツとどのように連携させていくのかなど、詳細を可視化できるよう落とし込んでいきます。また、設計図作りは、SNSの戦略を考える人からオペレーションを行う人まで、可能であれば複数人でミーティングを設け、進めることが望ましいでしょう。

具体的な作業としては、ホワイトボード上に、SNSやWebコンテンツを書き込んだポストイットを無造作に貼り付けていきます。次に、購買目的・教育目的・認知目的といった3層の線を引き、そこに該当するコンテンツを貼っていきます。そして、各コンテンツの特徴を加味しながら、各目的に沿った運用方法を決めていきます。最後に連携させるコンテンツ同士を矢印で繋ぎまとめて、設計図を完成させます。

設計図を決めたらオペレーションをフォーマット化

SNSを活用したマーケティングの成否は事前準備にかかっている

設計図が決まったら、次はオペレーションですね。誰が・いつ・何を更新していくのか、というオペレーションはSNS運用の肝といっても過言ではありません。しかし、設計図さえあれば、誰に向けて・どのような情報を更新して・何が成功なのかという、ルールが固まっているため、投稿内容の企画やオペレーション決めは、非常に楽になります。どんなに素晴らしい戦略を組んでも、SNSを更新しないことには始まりません。モチベーション低下で終わってしまうことも多いSNS活用ですから、設計図の後にはオペレーションという細かいところまできっちり決めておきましょう。

掲載コンテンツの精度を上げるライティング術

SNS経由のユーザー反応を向上させるライティングのコツ

SNSを更新する上で、画像や動画など視認性の高い素材は大切ですが、お客さんを納得させて動かすために欠かせないのが、テキストの精度です。ここでは、各SNSの特色に沿ったライティングのコツをお伝えしていきますね。

「Twitter」
~より短く凝縮したテキストで誘導~

Twitterは、サクサクとしたコミュニケーションが特徴ですから、投稿するテキストは短文でなくてはなりません。逆に、長い説明文は非効率とも考えられています。そこで参考にして欲しいのが、Yahoo!ニュース。同サイトの記事は、非常に明快かつ簡素化された見出しでユーザーを惹き込んでいます。Twitterは、ECサイトやブログ、その他SNSなど、他のコンテンツへの誘導を支援する役割を果たしますから、Twitterへの投稿は「意外性」「興味キーワード」「顧客メリット」の3つを取り入れた上で、短く収めるよう心がけましょう。

「Facebook」
~タイトルを付けて購読率アップ!~

Facebookの投稿は、自由に書き込めるスペースになっているため、初めから「私たちは、◯日から◯という商品を発売します」というように記載してしまいがちです。しかし、Facebookには文章に対して「続きを読む」という、表示制限がありますから、冒頭部分で強烈にユーザーを惹き込まなくては先がありません。そのため、Facebookの冒頭には【】を設け、投稿内容を完結にまとめたタイトルを付けるようにしましょう。ちなみに、このタイトル付けを行うだけで、いいね!やシェアの数は格段に上がります。ぜひ、トライしてみてください。

いかがでしたでしょうか?本日は、SNSを活用したECサイト集客の設計図作りと、レスポンスを得るためのライティング術について説明しました。もしあなたが、これからECサイトの集客にSNSを活用したいと考えているなら、この機会にぜひ、Web戦略の設計図作りのミーティング設定から始めてみてくださいね!

いちばんやさしいWebマーケティング(7) - ECサイトのTwitter活用方法

普段からTwitterをプライベートで使っていても、集客目的のマーケティングツールとしてTwitterを活用するとなると「?」マークが浮かんでしまうEC担当者の方も多いのではないでしょうか?そこで本日は、Twitterを活用したECサイト集客について説明していきます。

ECサイト集客におけるTwitterの役割

Twitterは、Web戦略全体の「見出し」

Twitterは、投稿可能文字数が140文字とされていることから、重厚感のあるコンテンツを投稿することは難しい傾向にあります。そのため、Web戦略におけるTwitterの立ち位置は、ECサイト、ブログ、その他SNSへの誘導窓口として利用する活用方法がベストです。

つまり、自社で提供するWebコンテンツ全体を雑誌に例えるならば、Twitterは「表紙」の役割を果たすことになります。表紙が魅力的であれば当然、雑誌の購買率向上につながります。そのため、新商品を入荷した、ブログを更新したなどの最新トピックは、Twitterを活用してリアルタイムかつ魅力的に宣伝し、サイトへの誘導を仕掛けるという使い方が効果的ですね。

フォロワーを増やすためにやるべきこと

相互フォローとフォロー窓口設置

自社Webコンテンツの「表紙」になるTwitter。しかし、フォロワーがいないことにはいくら魅力的なツイートをしても意味がありません。それでは、Twitterのフォロワーはどのようにして増やしていくのでしょうか。

①相互フォローによるフォロワー増加

相互フォローとは、相手をフォローして、こちらもフォローしてもらうという一連の流れを指します。つまり、ECサイト集客を目的とした相互フォローとは、自社の商品のターゲットになりそうなキーワードをツイートしているユーザーに、こちらからフォローを申請し、相互にフォローしてもらうという流れです。

しかし、Twitterにおけるフォロー数の上限は2000名までとなっており、2000名を超えるフォローは、フォロワー数の1.1倍が都度上限となっています。さらに、1日に50件以上の多フォローをすると、アカウントが凍結してしまう可能性もあるため、フォローは1日あたり20件前後に留めるようにしましょう。

②各サイトでの窓口設置

自社で持っているサイト(ECサイト、ブログ、その他SNS)に、Twitterアカウントのウィジェットを設置します。ウィジェットは、Twitter内に用意されているコーナーで、自分のアカウント情報を入力し、埋め込みコードを取得、そのコードを他サイトに貼り付けるだけで簡単に設置できます。

しかし、ただ設置するだけではなく「Twitterでフォローしてほしい」「フォローすると◯◯な良いことがある」という意図やメリットをサイト内で明確に表示しておく必要があります。しっかりとした誘導を行うことで、既存客を中心にフォロワーを増やすことができるので、自社におけるTwitterの役割をしっかり理解した上で、窓口は漏れなく設置するようにしましょう。

商売っ気を出しすぎるアカウントは嫌われる

同じ文言、同じリンク、機械的に見えるアカウントはNG

Twitterには自動で投稿を設定するbot(ボット)と呼ばれる外部ツールが存在し、機械的にテキストやリンクを自動で投稿し続けることができます。Twitterを利用しているユーザーであれば、体験したことがあるかと思いますが、機械的な投稿は商用意図が露骨に出てしまうため、敬遠されてしまう傾向があります。

Twitterは自社サイト全体の「表紙」という大きな役割を果たします。予約投稿ツールを使用するのは効率的ですが、“伝え方”には十分注意をして、パーソナリティー感を重視した更新を意識しましょう。

Twitterへのべストな投稿内容

「時事性」「新規性」のある投稿を心がけましょう

ユーザーに投稿を読んでもらい、リンク先であるECサイトやブログに訪問してもらうためには、時事性=「タイムリーな話題(テレビで話題のネタ)」や新規性=「他企業が提供していない商品・サービス」に富んだ投稿を心がける必要があります。

ここまで説明すると、既にお気付きの方も多いと思いますが、集客目的のTwitter活用については、Twitter単独ではなく、自社で管理するWeb全体の更新情報が、かなりの肝になってきます。つまり、商品の入荷も無ければ、ブログやSNSも更新できていない状況でTwitterを活用しても効果は極めて低くなってしまうということですね。

そのため、Twitterを活用する場合は、他サイトの更新状況までしっかりと考慮した上で、「表紙」となるツイート内容を作り込み、随時更新していくようにしましょう。

まずはアカウント解説から着手

考え込む前にアカウントを作って、他サイトに設置してみよう

Twitterアカウントは、簡単な入力作業かつ無料でアカウントを作成することができます。他サイトの更新内容やツイート内容など、効果を重視した活用は、一考しなければならない部分もありますが、アカウント作成と他サイトへのウィジェット埋め込みを完了させてからでも遅くはありません。

モチベーションをキープしながらTwitterを活用するためにも、まずはアカウントを作って、フォロワー獲得の窓口となるサイトに、ウィジェットを埋め込むところからはじめてみてはいかがでしょうか?

いちばんやさしいWebマーケティング(6) - ECサイトのFacebook活用方法

今回はSNSを活用したECサイト集客の中で、Facebookに特化した活用方法を説明していきたいと思います。社会人を中心として多くの実名ユーザーをかかえるFacebook。最近はメッセージツールや電話機能なども充実しており、多くのユーザーを囲い込んでいるSNSです。それでは、そんなFacebookを活用した集客とは、どのような方法があるのでしょうか?

通常アカウントとFacebookページの関係

あなたの普段使っているアカウントと、Facebookページは別物です。

具体的な活用方法の前に、まずは個人用と事業者用のアカウントの違いについて明確にしていきましょう。Facebookをマーケティングに利用しようと考えると、現在自分が使っているアカウントを利用するイメージを持ってしまいがちですが、事業者用のアカウントは全く別物です。

事業者用のアカウントとは「Facebookページ(旧名称:ファンページ)」と呼ばれ、ニュースフィードへの予約投稿や広告出稿、アプリなどと組み合わせた通販システムやアンケート収集、高度なアクセス解析など、通常アカウントに比べて様々なことができるようになります。

この「Facebookページ」は、通常アカウントの保持者であれば誰でも作ることができます。また、「管理人」という「Facebookページ」を管理する人を複数人定めて運用することができるため、運用チームを設けている場合は、複数人で1つのアカウントを管理することもできます。

「いいね!」は2種類あります

まずは「いいね!」がどれだけ重要かを理解しよう

Facebookの「いいね!」が大切。という話を聞く方も多いでしょう。しかし「いいね!」には2種類あることをご存知でしたでしょうか?ここではFacebookの肝である「いいね!」について理解しておきましょう。

①Facebookページ自体への「いいね!」

まず1つ目は、あなたが作った「Facebookページ」自体へのいいね!です。あなたの「Facebookページ」自体にいいね!を押すユーザーの意図は、わかりやすく例えると「その商品(サービス)は、とても良いね。これからも私にお得な情報があったら届けてね。情報待ってるね。」という意味合いです。つまり、今後あなたのFacebookページから配信されるコンテンツは、ユーザーにフォローを辞められない限り、ずっと配信されます。Facebookを活用したマーケティングにおいては、この「Facebookページ」自体のいいね!が、一番の肝になります。

②投稿に対する「いいね!」

2つ目は、投稿に対する「いいね!」もしくは「シェア」です。この投稿に対するユーザーの「いいね!」もしくは「シェア」の意図を例えると、「なるほど~、これは勉強になった(面白い)、私の友人にも教えてげたい」という意味合いがあります。この投稿に対するいいね!は、あなたのFacebookページのいいね!ユーザー以外にも、あなたの商品・サービスを知らない人でもアクションすることができます。俗に言う「バズる」投稿というのは、この「投稿に対するいいね!」が爆発的に多い投稿ということですね。

どうやってたくさんの「いいね!」を集めれば良いのか

Facebookでは、何をどのくらいの頻度で投稿すれば良いのか

Facebookの大まかな仕様についてはご理解いただけたでしょうか?ここでは、何をどうすれば良いのかという、少し具体的な内容について触れていきます。どんな商品・サービスを扱っていて、どのような運用体制かによって、Facebookへの投稿頻度や内容は変わってきますが、ベースとしての目安を挙げておきます。

投稿頻度:週2回程度
投稿内容:商品・サービスが属する専門分野のコラム(画像や動画があればなお良い)

あくまで目安ではありますが、このあたりを目指して運用を開始してみると良いかもしれません。当然投稿頻度を増やすことは良い結果を招くきっかけにはなりますが、Facebookは実名SNS。ユーザーも「いいね!」をすることで、その情報が友達に回りますから、信頼性の低いコンテンツや、無難なコンテンツはスルーされがちになり、それが続くとフォローを解除されてしまう危険性もあります。そのため、「週に2回はマスト」という固定的な取り組みではなく、「これは面白い(役立つ)」というクオリティーの高い記事が用意できなければ、逆に投稿回数を減らした方が良い場合もあるでしょう。まずは、自分がこれまでに「いいね!」したFacebookを辿って研究してみると、意外な気づきが得られるかもしれませんね。

Facebook活用でまず初めにやるべきこと

情報拡散のコアとなるユーザーを30名集めてみよう

SNSを活用したマーケティングは、コンテンツを配信していれば、勝手にユーザー集まるといった印象を持たれている方も多いですが、実はこれは間違いです。なぜなら、FacebookにおいてもFacebookページへの「いいね!」が0人のうちは、いくら投稿を行っても、誰も投稿を閲覧できない状況にあるからです。実はFacebookにおけるマーケティングはここが重要です。

まずはアクセス解析が利用できるようになる30名をFacebookページに「いいね!」してもらい、当面はその核となるユーザーが、いつも「いいね!」したくなるような投稿を目安としてコンテンツを出していきましょう。メールでも電話でも招待でも構いません、最初の30名だけは、しっかりとしたコアユーザーを集めましょう。既存顧客をお持ちの方は、Facebookページの「いいね!」登録で◯◯プレゼントというようなキャンペーン手法も良いかもしれませんね。Facebookページを作ったら、常連のお客さんに勇気を出して声をかけてみてはいかがでしょうか。

いちばんやさしいWebマーケティング(5) - SNSを活用したECサイト集客

ECサイトの集客にFacebookやTwitterを利用したいと考えているけども、一体何から手をつけて良いかわからない…という担当者の方も多いのではないでしょうか?無料であるからこそ、テクニックが必要とされるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)集客。ここではSNSの基本的な仕組みとECサイト集客につながるまでの流れを説明していきます。

今さら聞けないSNSの超基本

SNSって何?

SNSって何?と聞かれたらあなたは何と答えますか?理解しているようで、意外とボンヤリしているSNS。ここではまず、ECサイトへの集客ツールとしてのSNSを活用するために、「そもそもSNSとは何か」という基本的な全体像を理解していきましょう。

まず、あなたに一つ質問をさせてください。資金などの制約が一切ない状態で、あなたの商品をこれから売りはじめるとしたら、次のうちあなたはどこにお店を開きますか?

①人気のない道路沿い
②人通りの多い駅前

多くの人が②と回答することは明白ですが、簡単に言えば、これが事業者にとってのSNSです。つまりSNSとは「人が集まる場所」という意味ですね。中には購入ではなく、ウィンドウショッピングに来ている人もいるでしょう。さらに、このモノが溢れる時代に、商品を陳列しただけの店舗では、買いに来てくれるお客さんは見込めません。そこで、いかにお店を知ってもらうか、立ち寄ってもらうか、商品を購入してもうかという販促の部分がSNSの更新作業にあたり、明暗を分けるポイントになります。それでは、具体的にどのような経路でSNSの中からお客さんを集め、サイト売り上げにつなげていけば良いのでしょうか?

なぜSNSがサイト売上につながるのか

お客さんはSNSに何を求めているのかを理解すれば運用はたやすい

先ほどは、SNSとは「人が集まる場所」ということを説明しました。それではこの「人が集まる場所」であなたは何をすればECサイトの売り上げを伸ばすことができるのでしょうか。ここではSNSを使った集客の全体像について説明していきます。

ECサイトへの集客。つまり「お店に来てもらう」という自己都合をこちらはお客さんに望むわけですから、集客においては「SNSにお客さんは何をしに来ているか」という、お客さんの都合もしっかりと理解しておく必要がありますね。

SNSにお客さんは何をしに来ているか。ズバリ、SNSにいる人たちは「何か楽しいことはないかな」「何か役に立つことはないかな」という主にこの2つの欲求を持って、SNSという場に訪れます。逆を言えば、あなたの商品を買いにSNSにはやってくる人は少ないという意味もありますね。

「即時の購入意思は薄い、しかし人は集まる」という場が、事業者にとってのSNSですから、ここからがEC担当者さんの腕の見せ所。具体的には以下の4ステップでSNSを利用して集客につなげていきます。

①SNS上での立ち位置を決める(「私は◯◯の専門家です」というポジションをとる)
②お客さんが喜ぶ又は頷くような専門コンテンツを作って配信(お客さんが興味ありそうな業界裏話など)
③明確なアクションを要望する(この記事を広めて欲しい、私たちの商品を見に来て欲しい)
④フォロワー増加、売上増加などの効果につながる

シンプルではありますが、SNSを活用したマーケティング成功事例の多くは、このようなフォーマットに添って運用されている傾向があります。まずは、自社をケースとしてフォーマットを埋めてみるような打ち合わせから始めてみても良いかもしれませんね。

あなたの商品・サービスは、どのSNSに向いている?

人気の3大SNSの特徴を理解しよう

ここでは主要SNSの特徴について説明していきます。あなたの商品・サービスにマッチしたSNSがあるか、確認しながら読んでみてくださいね。

「Facebook」
コミュニケーション:文字制限なしテキスト(画像・動画もOK)
成功指標:いいね!ユーザー
特徴:テキスト無制限、画像や動画など視認性やコンテンツ内容など重めの情報発信に向いているFacebook。20代以降という社会人を対象としたユーザー層が特徴です。Facebookの長所である「いいね!」は「いいね!」を押したユーザーの友達にまで投稿が表示されるという拡散性です。しかし、実名の友人間で拡散されていく情報ですからコンテンツの「正確性」「教養」「娯楽」など、投稿にはクオリティーが求められます。

「Twitter」
コミュニケーション:140文字以内のテキスト(画像・動画もOK)
成功指標:フォロワー数
特徴:140文字という短文で簡易的なコミュニケーションに特化しているTwitter。投稿が140文字以内とライトである分、1日に何度更新しても嫌がられることは少ないでしょう。また、外部のTweet解析ツールを利用すれば、あなたの商品に興味を持ちそうな人を手軽に発見できます。そのユーザーを相互フォローしてもらうように集めていき、商品在庫や待ち時間などリアルタイムな情報発信に役立てましょう。

「LINE」
コミュニケーション:友達に対するメッセージ配信
成功指標:友達人数
特徴:LINEの強みはユーザーのスマートフォンにダイレクトで通知が届く、メッセージ配信です。つまり、友達人数が多ければ多いほど販促効果は非常に高いという意味を持ちます。難点としては友達を増やすということ。友達になるための強烈なメリットを作り出して、タイムラインなどでPRしていく必要がありますね。ちなみに事業者用には、通常アカウントと異なるLINE@というサービスがあります。

アカウント作りも運用も無料でできます

さっそく気になったSNSのアカウントを作ってみよう

いかがでしたでしょうか?ここではSNSの全体像と集客までの流れ、各SNSの特徴までを紹介しました。いずれも無料で活用することができ、準備には時間もかかりません。投稿していくコンテンツやフォロワー集めは、一考の余地がありますが、まずはあなたの商品・サービスにマッチしたSNSの事業者アカウントを開設するところから始めてみてはいかがでしょうか?作りながら思いつくこともあると思いますので、気負わず気軽にトライしてみてくださいね!

いちばんやさしいWebマーケティング(4) - ブログ運用のPDCA

集客目的のブログを運用しているけども、「これ本当に効果あるの?」と不安になってしまう担当者の方も多いのではないでしょうか。今回はそんなブログの方向性を見極め、効果改善に導くためのPDCA(Plan・Do・Check・Action)のヒントを説明していきます。

ブログの効果は、その日の売上だけでは測りきれない

中長期視点で測定しなければ、ブログの価値はわからない

ブログの効果測定において、短期間の売上だけに注目してしまう方が多くいらっしゃいますが、これは非常にもったいないことです。なぜなら、以前の記事でも説明しましたが、ブログは売上よりも“見込客集めのツール”という要素が強い傾向にあるからです。

簡単に言えば、ブログとは、「今すぐ買う人」を集めるよりも、「これから買いそうな人」を集めてブログに滞留させておくことに重きを置く販促ツールです。つまりブログは、「今日1記事書いて、何円売れた」という短期的効果よりも、「1年間ブログを運用して、ECサイトの売り上げが前年比で何パーセント伸びた」というように、売上のボトムアップとしての効果を望むべき手法です。

そのため、集客目的のブログは、短期的売上よりも中長期視点におけるECサイトへのインパクトで効果を捉える必要があります。日々の売上で効果を測定しようとしてしまった場合、長期的な利益を失ってしまう可能性もあるため、効果測定のポイントは明確に理解しておきましょう。

ブログサイトのアクセス解析は半信半疑で

PVに一喜一憂するとモチベーションは低下しがちに

ブログ運用を始めて皆が着目するのが、ブログサイトに備わっているアクセス解析です。ここではブログのPV(ページビュー:表示回数)やUU(ユニークユーザー:訪問者数)、リファラー(どのページから飛んできたか)、検索キーワードなど様々な情報を閲覧できます。中でも見やすい指標として存在するPVで、効果を測定しようとする方も多いのではないでしょうか。

誰しもブログを書いたらどれくらい反響があるのかを知りたいところですが、このPVだけでブログの効果を認識し、一喜一憂してしまうことは、モチベーションの低下につながります。なぜなら、多くのブログサイトのPVは、当日のPVを表しているものであり、記事の質を表しているものではないからです。

例えば、今日200PV程度のブログでも、1年後あなたの運用するブログが軌道に乗ってきた際、数千PVにまで成長することも普通に起こり得ます。また、1日10PVでも1年間継続して閲覧されていれば、意外と大きなPV獲得につながります。そのため、当日PVに注目する仕様になっている、ブログサイトのアクセス解析を利用する際は、ブログの目的と特性を理解した上で、時間軸を加味した解析視点で判断するようにしましょう。

アクセス解析はココに注目すべき

読者の検索キーワードを見れば、顧客ニーズが丸わかり

ブログサイトの効果改善に最もつながる情報とは、アクセス解析についている「読者の検索キーワード」です。これは、読者がどのような検索キーワードを入力して、あなたのブログに訪れたのかというもの。つまり、そのキーワードの節々には、顧客が欲しがっているニーズがあふれています。

例えば、インテリア家具を販売しているECサイトのブログに、「北欧家具 ダイニングテーブル」というキーワードでユーザーが検索してきたとします。これは、木製のダイニングテーブルに興味を持っているユーザーであると読み解くことができます。

このようなキーワードさえわかれば、木製のダイニングテーブルの購入を検討しているユーザーに対して教養のあるブログを提供し、行動を促すことができます。簡単に言えば、この読者の検索キーワードは、店頭でお客さんから商品に対する質問を受けているようなものなのです。もしそのような状況であった場合、あなたはお客さんに対してどのように接客しますか?その接客内容がブログ記事に当たります。

こうすれば効果改善が顕著にわかる

読者キーワードを意識した新規記事&過去記事のタイトル変更

上記ではPVなどの短期指標よりも、読者キーワードといった顧客ニーズをくみ取れる情報がブログ改善に役立つと説明しました。ここでは、そのような有益情報をどのようにブログの効果改善へつなげるかという具体的手法について説明していきます。

アクセス解析を使ったブログ改善方法は大きく分けて2つ。1つ目は、読者の検索キーワードを意識した、新規ブログ記事の作成です。すでに知りたいことがわかっている顧客に対してであれば、購入動機になるような有益な情報の提供、売り場の案内が可能になります。効果を得られることがわかっているブログほど書いていて面白いものはありません。ぜひ試してみてください。

2つ目は、読者の検索キーワードに合わせて、過去記事のタイトルを変更していく作業です。検索エンジンの中では、ブログタイトルが検索順位表示に大きな影響を与えます。そのため、本文はそのままでもタイトルを変更するだけで、そのブログの集客力は変わってきます。読者の検索キーワードの中で、過去記事に触れているようなキーワードがあった場合は、過去記事を編集して、顧客ニーズに合わせたブログタイトルにしてみましょう。これは、新規集客というよりも、ブログサイト自体の地盤強化に当たりますね。

まとめ

今すぐ読者キーワードを調べてみよう

いかがでしたでしょうか?本日はブログの効果測定と記事改善について説明してきました。PVやUUに気を取られて、短期的な売上で効果を測ってしまいそうなブログですが、このように読者ニーズをくみ取って改善をしていくことで、即効性と持続性の高いブログ記事を量産することができ、それは当然売り上げにもつながります。

現在ECサイトの集客目的でブログを運用している方は、ぜひこの読者の検索キーワードを見直してみてください。そこには、あなたのブログに人を集めるための大きなヒントが隠れているかもしれませんよ。

いちばんやさしいWebマーケティング(3) - 心をつかむコピーライティング

今回はブログに滞留したアクセスを、ECサイトへ効率的に誘導するためのライティング手法について説明していきます。長期的に集客力の高いブログを運用していくためには、コピーライティングの要素が欠かせません。文章の書き方という観点では、ささいなことですが、塵も積もれば山となります。この機会に、あなたの運用するブログに誘導強化のためのライティング手法を取り入れてみてください。

誘導目的のブログ記事。端的に言うと“買ってくれ”になっていませんか?

“買ってくれ”は無条件に嫌われる

ブログ記事に限ったことではありませんが、“買ってくれ”という意思が伝わりやすいセールス手法は、お客さんに嫌われやすい傾向にあります。さらに、インターネット上ではちょっとした言い間違いによってセールスっ気が色濃く反映されてしまうため、誘導目的のブログ記事には細心の注意を払う必要があります。

「それでは何をどう書けば良いのか?」ということが気になるところではありますが、誘導率の高いブログ記事を作成するためにはライティング手法の前に、誘導率の高い記事構成について知っておく必要があります。どんなに上手な誘導文を書いても、構成自体がバラバラでは効果は上がりません。以下では、ライティング手法の前に、誘導率の高いブログ記事構成について説明しています。

効果が上がって書きやすい誘導目的のブログ記事構成とは?

文頭と文末にのみセールス要素を入れる

ECサイトへの誘導を意識すると、ついつい宣伝が強調された記事になってしまい、ページの反応が低下してしまいがち。そのため、ECサイトへの誘導目的の記事であっても、構成自体は、通常記事と変わらない自然な構成であることが大切です。

しかし、難しく考える必要はありません。具体的に誘導率の高い記事構成とは、通常記事の文頭と文末に“特定の誘導文”を挿しこむだけでOK。たったこれだけで、全体のバランスを崩さずに誘導率の高い記事構成に仕上げることができます。誘導文の意味としては、文頭が“今すぐ商品を買いたい人向け”、文末は“これから商品が必要になる人向け”と理解していただくとわかりやすいでしょう。

このように構成自体を固めることによって記事を作りやすくなりますし、複数の顧客心理にも対応できますから、ECサイトへの誘導率は自然と効率的になります。以下では、このような土台を元に、反応を得やすい誘導文の作り方について説明していきます。

自然とクリックしたくなる誘導コピーの作り方

“買わなくても良い”という逃げ道を作ってあげる

誘導を強化する文言というと、お客さんの悩みをピンポイントに表し、いかに鋭いコピーを書くかということを想像してしまいます。しかし、これでは誘導に対して効果的な文章とは言い切れません。顔の見えないインターネット上において、誘導率の高い文章とは、お客さんの深層心理にある“怯え”を払しょくできる文章を指します。

具体的な誘導文の作り方は、次の書き方を参考にしてみてください。

「もしあなたが〇〇(状態)ならば、〇〇(商品名)は、非常に役立つ“かもしれません”。なぜなら〇〇(商品特徴)のような傾向があるからです。」

誘導文を作る際は、お客さんが不安を抱えているという前提で作る方が効果的です。上記のコピーは、“買わされる”というネガティブマインドから、“買う必要がある”という自発的なポジティブマインドにチェンジさせる意図を持っています。

具体的には、商品購入を具体的に検討するシーンを特定しイメージさせ、効果を断定せず逃げ道を作った上で、最後に商品特徴を述べ納得してもらうという意図です。

ちょっとした誘導文にも裏付けのある文章を用いることで、驚くほど効果が上がるということは決して珍しいことではありません。知ってしまえば簡単なことなので、誘導記事作成の際にはぜひ取り入れてみてください。

ブログ記事から商品購入までのストーリーを意識した記事に

購入ではなく購入後を具体的に書いていく

ECサイトへの誘導=商品購入という目的がありますから、ECサイトへの誘導を強化する場合は、商品購入までのストーリーをしっかりと描いた記事に仕上げることを心がけましょう。ストーリーというと大がかりな気がしてしまいますが、具体的には、商品についてではなく、商品を購入したお客さんの気持ちや行動を書いていくことです。

例えば、ダイエットサプリを販売していた場合、その成分が良いのか、価格が安いのかといった目の前のことを書き連ねたコピーは、反応率が低い傾向にあります。なぜなら、商品購入自体はお客さんにとって手段であり目的ではないからです。

この場合の反応率の良いコピーとは、「最近、痩せてキレイになった?と言われます」「昔の洋服を着ることができます」「体重計に乗るのが楽しみになります」といったように、お客さんの商品購入後を描いたコピーです。

誘導目的の記事文で商品ついて触れる場合は、このように購入に対してではなく、購入後にフォーカスした記事を作成しましょう。

今すぐできる、誘導率アップ施策

まずは過去記事の文頭、文末に挿し込んでみましょう

てっとり早くライティングの効果改善を考えるのであれば、過去閲覧率の高いブログ記事に、今回お伝えした誘導文章を挿しこんでみることです。日にちが経過しても閲覧されている記事は、お客さんにとってのメリットも大きいと考えられる記事なので、その記事素材を生かして誘導文のみを強化するのは効率的です。

そして、その結果を見ながら新規記事を作成していくことで、より誘導力の高い記事を量産できます。ブログは運用しているけども、誘導文にまであまりこだわっていなかったという方、この機会に一度過去記事への誘導文挿し込みから行ってみてはいかがでしょうか?

いちばんやさしいWebマーケティング(2) - ブログのアクセス数を増やすネタ選びの基本

せっかく集客目的でブログを更新するなら、少しでもアクセス数を集められる効果的な記事を書きたいと思いませんか?今回は、アクセスを集めるブログネタの選び方について紹介します。

ブログのアクセス数を左右するのは文章力ではなく“ネタ”

どう書くかではなく何を書くかが大切

ブログサイトだけでなくニュースサイトも同じですが、書くネタによっては、プロライターが書いた記事よりも、素人が書いた記事の方にPV(ページビュー:表示回数)が集まるという現象が往々にして起こります。ブログに何を書くかという“ネタ選定”は、そのくらい重要です。

それでは、どのような“ネタ”がPVを集めるのでしょうか。それを理解するには、まず2つの記事性質を理解しなくてはなりません。それは“ストック型”と“フロー型”という性質です。

ストック型とは、1年、2年もしくはさらに先に記事を見直した際でも役立つ情報である記事を指し、逆にフロー型とは、今日明日には注目を集めるけども、1週間先には意味を持たない記事を指します。

それではPVをたくさん集めるブログを作っていく場合、どのようなネタを選び、ストック型とフロー型、どちらの記事を書いていけば良いのでしょうか。

嫌でもPVが集まるブログサイトのネタ構成

フロー型で集客してストック型でリピートさせる

理想的なブログは、フロー型とストック型が7:3の割合で構成されたサイトです。つまり、7本、トレンドの記事を書いたら、3本は普遍的な記事を書くという流れです。それでは、具体的にフロー型とストック型。どのような記事を書けば良いのでしょうか。

まずフロー型とは、今話題になっているネタを指します。つまり、あなたが扱っている商品と世間で起きているトレンドを結びつけた記事を作るということです。例えばヤフーニュースで話題になっているニュースについて言及しながら自社商品を紹介するといった記事作成ですね。

ストック型とは、万が一の時に役立つネタ。つまり、あなたが扱っている商品に関連する使い方、不具合解消法、開発経緯やストーリーなどを指します。例えば、自社商品でなくてもそのカテゴリ商品を購入する際の注意点やトラブル情報などに対するアンサーがストック型記事にあたりますね。

こんな記事を書いてはいけない、無視されやすいブログ

無関係の情報や商品紹介だけのブログサイト

プライベート情報満載ブログは、「何を書いてよいのかわからないのに、ブログを更新しろ!」と指示を受けているEC担当者の方にありがちな例です。

プライベート情報がNGというわけではありません。ECサイトで販売するものが人物ブランドの商品である場合は、むしろこういったパーソナル情報が有効である場合もあります。しかし、物販をメインとするECサイトであれば、プライベート情報はあくまで小ネタとして全体の1割以下に抑える必要があります。

もう1つ無視されやすいブログの特徴は、商品紹介をコピーアンドペーストで作成した流用記事です。その商品をすでに欲しがっている人には、そのような記事でも有効である場合もありますが、これから商品検討段階である人に対してはメリットが低い情報です。

また、鋭い人は「あ、このブログ、コピペ商品記事の使い回しだけだな」と判別されてすぐに離脱されてしまう可能性もあります。

こういう記事でブログサイトを構築すれば必ず成功する

娯楽か教養もしくはその両方が入っているブログ記事

ブログ記事の目的は、“情報提供”にあります。ブログ運営者の目的は“集客”、“購入”といった直接的アクションですが、インターネットの世界ではお客さんを強制的に集めることはできませんし、無理やり買わせることもできません。

つまり、あなたはブログという“情報提供”の場を持つことで、“来たくなる”、“買いたくなる”ようにお客さんを教育していかなくてはなりません。お客さんを育てるわけですから、そこには教養が必要になります。教養というと言葉は難しいですが、ブログを書き終えた後、今一度「この記事はお客さんにどんな気づきを与えるか」という観点で読み返し、記事の質をチェックしてみましょう。教養のあるブログは、お客さんが商品を購入決意するきっかけとなり、理由となります。

逆に娯楽のある記事とは、“笑える”、“面白い”、“感動した”など、読んだ時間を楽しめるような記事を指します。このようなブログは直接的なアクションを促すのではなく、あなたもしくはあなたのサイトのファンになってもらうことを目的とします。ファン=あなたの言うことを信用してくれる、という関係性になります。娯楽のある記事を書くことは、1回の購入だけではなく、生涯にわたってあなたのサイトの売り上げに貢献してくれるロイヤルカスタマーを育てるという意味合いがあります。

思い付きでブログを書く前に、エクセルでネタ帳づくりをしてみよう

ネタ帳がブログ集客の成否を握る

冒頭でもお伝えしましたが、ブログは文章力よりもネタ選びが大切。その大切なネタを思い付きで毎日更新してしまっては、再現性の低いブログ運用となり、せっかくの手間が無駄になってしまう可能性もあります。

そのため、ブログサイトを更新していく際は、事前に「ストック型・フロー型」×「教養・娯楽」というようにセグメント分けし、事前に社内でディスカッションするなどして、より読者を集められるネタ帳を作成した上で取り組んでいくようにしましょう。

いちばんやさしいWebマーケティング(1) - ビジネスブログで商売繁盛

この記事は、これからECサイトの集客を行っていこうと考えている運営担当者のために、「無料ブログを使ってECサイトに集客する方法」について紹介していきます。

EC運営担当者の中には「ブログなら無料で集客ができる」と知っていても、
「何から手を付けていいかわからない」
「ブログに何を書けば良いのかわからない」
「ブログで集客できるイメージが湧かない」
といった疑問をお持ちの方も意外と多いのではないでしょうか。

ここでは今さら人に聞けないレベルの超基礎から説明していきますので、読み終わった頃にはあなたも「無料ブログがECサイトの売上につながる」一連の流れをご理解いただけると思います。

なぜ無料ブログがサイト売上に結びつくのか

ブログは24時間365日眠らない営業マン

少し想像してみてください。あなたが販売している商品のチラシを24時間356日。ターゲットとなりえる人、数万人に配り続けられるとしたらいかがでしょうか?売り上げにつながるイメージが湧きませんか?

簡単な説明ではありますが、このような仕組みがブログ集客の基本です。ブログ記事は「チラシ」、お客さんは「ページビュー」と考えていただくとわかりやすいでしょう。つまり、ブログ記事を、あなたの商品のターゲットとなる人にどれだけ多く読ませられるか。これがブログ集客の根本的な考え方です。

以下ではブログ集客初心者向けの記事(チラシ)の作り方、お客さん(ページビュー)の集め方について説明していきます。

ブログ記事には何を書けば良いのか?

商品紹介は後回し

ブログ集客の基本である記事作成。しかし、一体どのような記事を作ればよいのでしょうか。ここではブログ記事の作成のポイントを説明していきます。

ブログと聞くと日記を連想する方も多いと思いますが、ここで言うEC集客のためのブログ記事は“チラシ”。つまり販促物です。

しかし、気を付けてください。あなたは、商品の特徴だけを並べて購入先に誘導しているだけのブログ記事を見たとき、“売り込みだ!”という印象を抱き、ページを飛ばしてしまった経験はないでしょうか?

そうです。ファーストインプレッションがかなり重要。一度売り込みと捉えられたら、どんなに良い文章でも決して読まれることなくページを飛ばされてしまいます。

つまり、ブログ記事を作成する上で最も気を付けるべきは、“買ってくれ!”という意図があからさまに表れないように、記事を工夫するということ。

それでは、具体的に何を書けば良いのか。それはお客さんの疑問に対する回答記事です。大半のお客さんはあなたの商品を検索するときに、“商品を購入するかどうかは別として、今私が抱えている困りごとはどうやったら解決するのか”という基礎的な悩み解決を求める心理が働いている傾向があります。

そのため、集客目的のブログだからこそ商品紹介は後回し。まずはお客さんから出そうな質問をリストアップして、その質問に答えるようなQ&A形式の記事を作成していきましょう。これが、集客に役立つブログ記事作成の第一歩です。

どのような仕組みでブログにお客さんが来るのか

検索キーワード=お客さんのいる場所

記事を読むお客さん(ページビュー)を集める方法の一つとして、“検索エンジンに引っ掛かりやすい記事を書く”必要があります。

インターネットの検索エンジンは、ユーザーがキーワードを打ち込むことで、そのキーワードに特化した情報が表示される仕組みになっています。ですから、ブログ記事はターゲットとなるお客さんが検索するであろう「キーワード」を想定しながら作成した方が、記事を読まれる確率は上がります。

特定の検索結果に上位表示するためには、競合他社との競争がありますが、ユーザーは思いのほか、ニッチなキーワードで検索してくるユーザーも多く存在します。あなたのお客さんはどのようなキーワードであなたの商品を検索してきますか?そのキーワードは、ブログ集客の肝になるキーワードですので、なるべくたくさん洗い出して記事にしましょう。

一方、最近はSNSの登場により、検索エンジン以外からの流入も見込めます。例えば、競合他社に検索順位で負けてしまったとしても、読者が“この記事は役に立った”と思わせられる記事を書くことができれば、あなたの記事はSNS上でシェアされ、検索エンジンに左右されずにアクセスを増やすことができます。

本当に価値のあるコンテンツは、SEO対策などテクニカルなことをしなくても自然と広がっていきます。検索キーワードも大切ですが、意識しすぎると読みづらい記事になってしまう傾向がありますので、まずは、ターゲットのお客さんにとって“本当に役立つ記事”を作成してみることから始めましょう。

ここまで理解ができればもうブログを書き始めて大丈夫です

最初は気軽に練習記事を作っていきましょう

ここまでの基礎情報を理解すれば、アクセスを集めるブログ記事を書くことは容易になっているはずです。まずは、腕試しにブログを書き始めてみましょう!

しかし、意気込んで1記事に時間をかけすぎてしまっては、後々の更新が面倒になってしまいます。また、ブログはある程度の記事数がサイト内にストックされるまでは、インターネット上に露出される機会も少ないので、最初は気軽に練習記事を作っていきましょう。

練習記事は30記事程度が目安です。30記事程度があなたのブログサイトにストックされれば、見に来る人も増え、どのような記事がお客さんに喜ばれているのか。ということもアクセス解析を通じてわかるようになってきます。ECサイトの運営担当者さんは、この機会にトライしてみてくださいね。